2011年10月5日水曜日

百二章 目の付け方

今週末から北条の秋祭りです。毎晩練習の鐘の音が鹿島周辺で鳴り響いています。僕は高知城下でイベントの司会のお仕事。毎年この時期は何かと忙しく参加出来ないのが残念です。

さて、先ほど風早社中会員ようさん様から興味深いメールをいただきましたので以下にご紹介します。


「松山市北条地区は、以前は「北条市」でした。その前は「温泉郡北条町」。
昭和33年以前の話。

           その頃に発行した「鹿島のパンフレット」


なんか色付けがレトロな感じでとってもいいですーーー。
 

この頃、北条港から広島の呉行きの航路があったので、地図にもチャント「広島」「呉」が記されています。


このパンフレット、そのままを復刻して観光アイテムに使えるといいのてすが。」


>そう、かつての北条は松山にも今治にも頭を下げず、呉との交易で栄えた町。これからも県外、国外など外を意識した観光、町おこしをやるべきだと我々はずっと思っています。海の文化を持った北条は、これからも対岸を意識した町おこしをやるべきだと。

北条に移り住んで4年になりますが、松山の人は少し北条のことを下に見ているように感じます。「北条?あそこに行ってもなあんもないわい。」今治の人もそんな感じ。

北条という町にまだ何の先入観を持っていない、まだ鹿島を訪れたことのない県外海外の観光客を対象にした町づくり、そしてそれに沿ったPRをするべきだと思うのです。

例えば、小さいところからですが、どうせお金を使うのであれば愛媛県内しか受信できないラジオ局ではなく、県外にも電波が届くラジオやテレビ、雑誌、新聞、インターネットをうまく使ったPR、葛飾柴又の「寅さんミュージアム」など、県外への地道なビラ貼り作戦など、県外や瀬戸内の対岸を意識して取り組む意識が必要です。この半年を振り返ると愛媛県内や松山市の人を対象にしたイベントやPRが目に付きました。まちづくり協議会や協力団体、行政も、もし賛同してくれるならですが、我々と同じ目線、目の付け方で取り組んでいただければとても心強いのですが、、、。

一人で作業をするよりも、二人以上で一緒にせ〜のでやれば、力は何倍も大きく膨らみます。


「あれどしたん?北条は県外や外国から最近よ〜けお客さんが来よる。うまいことやったな〜(うまく目を付けたな)」と言われるように。