2012年2月4日土曜日

百三十章 愛の聖地プロジェクト石上げ報告

2月4日立春(土)朝9時、昨日が寒かったせいかあまり寒さを感じない朝。
風早社中ボランティアスタッフの面々が鹿島渡船場に集まりました。
総勢12名。新聞記者さんらもありがとうございます。
「ご両親の出身地である八幡浜の鹿島つながりで参加しました」
という、愛知から引っ越してこられた女性の方↑(写真左)もいらっしゃいました。
5年前に北条へ移り住んできた「北条が大好き」という、
↓旅行代理店勤務のイギリス人、ロッドさん(左)も強力な助っ人。
今はもう取り壊された「縁結びの祠」に置かれてあった凸凹の石。
地元の方に伺うと、
今から約50年くらい前からこれらの石が徐々に鹿島に集まり始めたそうです。

たくさんの人がこの石に向かって手を合わせたことでしょう。
中には安産祈願に来た方もいらっしゃったんじゃないかなあ。

これらの石を、リュックサックやバッグに入れて各々頂上まで運んでいきます。
ある人は、昔片思いだった人のことを思い浮かべながら、
またある人は、今の奥さんとの出会いや愛する家族の事を考えながら、
僕は、可能くんの高校時代の恋愛話を聞きながら。
各々が愛のエネルギーを石に注入しながら運んでゆくのです。

しかし、意外に重い!休み休み行っても腰が痛い、、、。
人が持てない重い石は、墓石を運ぶマシンに乗せて頂上まで。
そして、夫婦岩の見渡せる場所に設置。
ここが、「恋の聖地」よりも器の大きな「愛の聖地」となります。
夫婦、恋人、愛人、同性愛、なにびとの愛も拒まない場所。
いろんな形の愛が集う場所に、いろんな形の愛の石が置いてあります。
鹿島の海で拾った石や貝にあなたの思いを込めながらこの場所に持って上がれば
たとえ煩悩でも愛に昇華します。

そもそもなぜ北条鹿島が愛の聖地なのか?
お持ちの地図に線を引いてみて下さい。
石鎚山の頂上と厳島神社のある宮島弥山の頂上を直線でつなげば、
鹿島がちょうどその真下の中間地点に位置します。
聞くところに寄るとその昔、
石鎚山の神様と厳島の神様は恋仲にあったとか。
石鎚山と厳島の神様が落ち合う場所こそが、ここ鹿島の頂上なのです。
今日どうしても頂上に上げられなかった重い石↓がありました
この女性器の形に似た1トン近くある石、
高縄山の中腹にあった石だそうで、
50年ほど前、地元の建設会社の人が発見し、
「めでたい石だ!」ということで、鹿島に運んだということが今日わかりました。

周りを削って200kgくらいにして運ぼうと、
地元の石工さんが奮闘してくれたのですが、
砕こうにも硬い!プロでもお手上げでした。

あきらめませんぞ!
来週ベテランの石工さんに相談し次の手を考え
今年度中には
「愛の聖地」を完成させたいと思っています。

ボランティアスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
お疲れ様でした。