2012年3月21日水曜日

百三十九章 サブカル

道後温泉で「芸術」って、なんか似合いますよね!
道後から世界に芸術を発信するそうです。
すごくいい。

松山市は文学の街と呼ばれます。
坂の上の雲や漱石、子規さんのお陰でしょう。
しかし僕には「文学」「芸術」と言われるとなんか敷居が高い気がして。
子規さんや漱石さんがやってきたことも元々は大衆的なお遊びだったんですけど。
伊予漫才も、浮世絵のようなエロ本だって、
何百年以上経てば「文化財」と呼ばれるようになる(笑)。

僕は北条に住むずっと前から、
「松山が文学の街ならば、北条はサブカルチャーの街になればおもしろいのに」
と思っていました。

「サブカルチャー」とは、「芸術」、「文学」の控え選手です。

今でこそ崇められているJAZZやボサノバなどの当時は革新的だった音楽だって、
元々は大衆が作り上げたサブカルチャー。
また、北条を舞台にした「花へんろ」他、茶目っ気がありドキドキと感動の詰まった早坂暁作品は、僕の中ではJAZZのスタンダード「A列車で行こう」そのもです。

サブカル、日本が世界に誇るアニメや特撮映画、フィギアやマンガ、
ROCKにフォークソング、懐かしの昭和歌謡もそう。

昭和のサブカルチャーをリードしたカリスマ漫画雑誌「ガロ」に
連載を持っていた得松ショージさんは今堀江に住んでいますし、
現在の日本サブカルチャーの旗頭のような漫画家和田ラヂヲさんも松山在住。
かつて日本最大のアマチュアバンドコンテストで優勝し、
山下達郎氏の音楽事務所に所属しながら
様々なサブカル活動をしていた某氏も北条に住んでるみたいですし(微笑)。
まだ手垢の付いていないサブカルチャーの素材、人は松山のあちこちにあります。
うまく使っていけば面白いことができそうです。

愛媛のサブカルチャーをリードする土手内に建つ家具屋さん「TOWER」さんのお陰で
この数年、流行に敏感な若者が松山から北条に集まってくる傾向があります。


道後で芸術。北条でサブカルチャー。
なんかイカしてます。そして楽しそう。
松山のフィールドミュージアム構想のサブゾーンでサブカルチャー。
北条から日本のサブカルチャーを世界に発信していくなんて夢、いいなあ。
また一つ笑顔が増えます。(^^)

知る人ぞ知る松山在住の漫画家「和田ラヂヲ」氏の↓イラスト作品。