2012年11月18日日曜日

二百二章 高縄山山頂より

北条の朝日が昇るところ、東を向けば高くそびえる美しい山が高縄山。
久しぶりに高縄山の標高986mの山頂へ登ってきました。

紅葉が美しい秋です。
色づいた樹木の間から下界に遠くの鹿島が見えてきました。
途中、河野川の源流を発見!
たくさんの雨を吸い取った高縄山は
たくさんの栄養分を含んだ水を河野川に排出し、
河野川を介し小さな川を伝い、
その栄養に富んだ水は北条の田畑を潤します。
だから北条の土地は土が肥え、美味い米や野菜がとれます。

ミネラルとプランクトンを多く含んだ残りの山水は海へと流れてゆきます。
その川の水が多くの小魚を呼び、
その小魚がまた多種多様の魚類を呼び、
豊かな北条の海をつくっています。

良い海を作るには良い山を作ること。
毎年石鎚山の山開きに行っても漁業の方がとても多い。
昔の人はわかっていたのですね。
産業廃棄物を山に埋めるなどもってのほかです。
山頂に到着。
まずは、神様に参拝。
灯籠にはやはり鹿が↓
そして展望台へ。
展望台の上を見上げると↓
そして下を見れば神秘的な眺め!
雨上がりの高縄山山頂からの松山市内方面をのぞむ。
北条市内↓鹿島も目視出来ます。
箱庭のように美しい。
声が出ません。
こんな美しいところに住ませていただいてます。

「遠方から敵だ〜!狼煙を上げ〜い!」
戦国時代、河野水軍がここを根城にした理由がよくわかりますね。
海も町全体もよく見え、震災が少なく水が豊富で土地が肥え、魚がたくさんとれる。
我々はこんな有り難いところに住ませていただいてます。
この山は北条の朝日が昇るところ。