2013年5月4日土曜日

二百四十六章 祭りのあと

北条鹿島祭りが今年も盛大に行われました。
野志市長の櫂練りの衣装姿、似合いすぎ。
消防団のみなさん、お疲れ様でした。
楽しいお祭りの後、ちょっと寂しいニュースが。
JR北条駅前の洋菓子の名店、エスプリさんが、
5月6日(月)をもって、北条駅前の本店を閉められるそうです。

エスプリさんは松山市一番町にも仮店舗をオープンしていましたが、
ここも閉店し、松山市清水町に新規オープンされるそうです。

人通りが多い場所に出店してみて、きっと色々と考える事があったのでしょう。

北条に移り住んできた有志たちと共に
JR北条駅前に北条の美味しい食材を使ったカレーショップを開店して
間もなく二年が経とうとしています。

最近は松山市内や今治市内の大きなイベントなどにも呼んで頂けるようになり、
人の多い場所に出店する度に我々も同じ事を思います。
「商売は人の多い場所でやれ」
というのが商売の定石、セオリーですね。

確かに今の北条は、商売には向かない町なのかも知れません。
別の目的に向かって行った方が良い町になっているようにも思いますが、
さて、住民の皆さんは北条をどんな町にしたいのでしょうか。

「今後北条はどのような町になって行こうとしているのか?」
この質問に答えられる住民が今どのくらいいるでしょう。
明確に答えられる方はほとんどいらっしゃらないんじゃないかと思います。

なぜならこの2年の間、誰もが具体的な方針を出せていないからではないでしょうか。

こういう町にしよう!
という指針が出来れば皆でそれに向かって進むことが出来るのに、
あれだけアンケートや会議を重ねても方針が決まらない。


ではなぜ具体的な方針や提案ができないのか?
これには、大きな責任が伴うからです。
誰だって責任は負いたくありません。
けど、誰かが負わなきゃ前に進まない。

今一度仕切り直して、行政、住民ともに
北条のまちづくり、まちおこしとは何をすべきなのか?を
具体的に考え、目標を共有し合う必要があると思います。

エスプリさん、栄転おめでとうございます。
これからも美味しいケーキ、買いに行きます。

ちなみに、風早社中のまちづくり提案は、
「愛のまち北条」
2年前からぶれていません。
お金を集めるよりも人の心を集める
子供からお年寄り、お遍路さんにもやさしいまちづくり。